2014年05月15日

飛行機の操縦席の計器

アルファーアビエィションの飛行教官、整備士がお届けする毎回大好評の航空豆知識。
今回は「計器」について飛行機の教官がためになる情報をお届けします。

飛行機の操縦席の計器
飛行機の操縦席には多くの計器が取り付けられています。
単純に考えると飛行機が飛ぶためには、速度計、高度計、方向を示すコンパス、この3つがあればいいのですが、飛行中に不測の事態が起こらないとも限りません。
そこで安全な飛行を確保するために念には念を入れておく必要があり、様々な計器類を装備しているのです。

例えば、外が見えなくなったときでも飛行機の姿勢がわかるように姿勢指示器が取り付けられたり、地上の無線施設からの電波を受信して現在の位置を表示できる計器などを装備しています。
また、エンジンの状態を常にチェックできるように、回転計、吸気圧力計、シリンダー温度計、油圧計、油温計、燃料流量計、排気温度計などがあり、これらは大型機だけでなく小型機であっても安全に飛行するために必要なものとして装備されています。

一昔前までの飛行機には、これらの計器がひとつひとつの状況を示すように取り付けられていましたが、最近では小型飛行機にも大型旅客機と同様のグラスコックピットと呼ばれる一体型の集合計器が採用されてきています。
これは、その計器の情報が必要なときだけディスプレーに表示することにより、計器やスイッチ、ランプの数を減らすようにしたものです。 

アルファーアビエィションの飛行機訓練機として使用している単発のDA40型機、及び双発のDA42型機の計器は、最新鋭のG1000というグラスコックピットを装備しており、将来的に大型機への移行もスムーズにできます。
また、在来の計器を装備しているセスナC172型機の訓練機もあります。
飛行機の操縦訓練をご希望の方はお気軽にお問い合わせ下さい。

ダイヤモンドDA42の計器.jpg
posted by アルファー at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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